
家を建てようと思われたきっかけは何でしょうか?
ローンのことを考えると、できれば70歳までには完済したいと思い、そのためには35歳までに家を建てたいと漠然と考えるようになりました。そんな思いから、ゆっくりと長いスパンで家づくりを計画し始めたのですが、次第に物価の高騰や金利の上昇への不安も大きくなり、早めに動いた方が良いのではないかと感じるようになりました。ちょうどそのタイミングでヤマト住建に出会い、話を進める中で家づくりの計画が前倒しで進んでいきました。
ヤマト住建に決めたポイントは?
理由はいくつかあるのですが、一番大きかったのは、やっぱり「屋上庭園のある家を建てたい」という思いがあったことです。よくあるベランダの延長のようなものではなく、きちんと防水性能の高い、本格的な屋上庭園をつくりたかったので、そうした施工が可能な会社を探していたところ、出会ったのがヤマト住建でした。
また、地震が多い地域でもあるので、耐震性についても重視していました。特に、揺れを軽減してくれる制振ダンパーが標準で付いていたことは、とても安心感があり、大きな決め手のひとつになりました。さらに、金物工法を採用している点も魅力的でした。地震のたびに、接合部分の釘が少しずつ緩んでいくという話を聞いて不安に感じていたので、その点でも安心できる構造だと思いました。
そして、家を建てるにあたって「あれもこれも」と設備を付けていくと、どうしても金額が膨らんでしまうものですが、ヤマト住建は標準仕様の段階で性能も設備も充実していて、「これなら自分たちでも手が届くかも」と感じられたことも、心強く、最終的に選ぶ決め手になりました。
家づくりで一番こだわったことは?
やはり、一番こだわったのは「間取り」です。せっかく家を建てるなら、自分たちの「やりたいこと」をたくさん詰め込んだ理想の家にしたいと思い、1からエクセルで間取りを作成し、それを設計士の方に見てもらいながら形にしていきました。
たとえば、書斎やパントリー、室内物干しスペースを設けたい、トイレは1階・2階それぞれに設置したい、といった具体的な希望を一つひとつ盛り込んでいきました。特に屋上庭園を前提にしたうえで、どんな間取りにすれば無理なく生活動線が整うかを考え、細かな部分までとことんこだわりました。その過程もとても楽しく、「自分たちの家をつくっている」という実感がありました。
建物のこだわりポイントは?
特に階段は、自分たちの理想をしっかり反映させた部分です。昔ながらの階段は曲がり角が狭くて、足を滑らせた経験が何度もあったので、安全性を考えて踊り場のある階段にしました。その階段を囲うように、洗面台を1階・2階とも同じ位置に配置するなど、空間の使い方も工夫しました。
また、家事がしやすい動線を意識し、パントリーやユーティリティの位置は特に考えました。パントリーはあえて「見せる収納」にし、建具を少し減らすことで、物を詰め込みすぎないように意識。閉じてしまうとどうしても物を詰め込みがちなので、オープンな収納にして適度な緊張感を持って整理できるようにしました。
キッチンとお風呂には、人造大理石を採用しました。やっぱりキレイな空間は気分が上がりますし、実際に取り入れて本当に良かったと思っています。キッチンは毎日欠かさず拭き上げて、ピカピカの状態を保つようにしていますし、お風呂も滑らかな肌触りでとても気持ちよく、毎日欠かさず入浴するのが楽しみになっています。
ユーティリティスペースについても、細かなところまで考えました。私たちは2人とも身長がほぼ同じなので、バーの高さを「掛けやすい高さ」に設定し、さらに干した洗濯物が下の収納にかからないよう、細かく寸法を調整してもらいました。ちょっとしたことですが、日々の使いやすさが大きく違って、本当に満足しています。
住み心地はいかがですか?
以前住んでいた賃貸住宅が非常に暖かく、断熱性能の重要性を実感したことがきっかけです。また、家賃が高かったこと、将来のことを考え、賃貸ではなく自分の家を持ちたいという思いが強くなりました。夫婦でキャンプをするのが趣味で、テントなどを自分たちでカスタムする楽しさも、家づくりに繋がったと思います。子供がいないうちに、自分たちの理想の家をゆっくりと作りたいと考え、家探しを始めました。迷っていた他社では、設備の自由度が低いと感じていました。しかし、ヤマト住建は自由度が高く、私たちの要望を全て叶えてくれました。性能、デザイン、コストのバランスが良く、理想の家づくりができると感じました。
これから家を建てられる方にアドバイスをお願いします
今は、どのハウスメーカーさんも「性能」を強くアピールしている時代なので、正直、どこを見ても似たように感じる部分があるかもしれません。だからこそ、いろいろなメーカーを実際に見て、比較してみることは大事だと思います。ただ、その分迷ってしまうこともあると思うので、「自分たちが何を大切にしたいか」「何を優先したいか」をはっきりさせておくと、納得のいく選択ができると思います。私たちの場合は、それが「屋上庭園」と「制振ダンパー」でした。
それから、体験・体感できるものは、ぜひ実際にやってみてほしいです。私たちもヤマト住建で制振ダンパーの体験をしたのですが、揺れの違いを体で感じることで「これは安心できるな」と実感できました。ヤマト住建に行かれるなら、ぜひ制振ダンパーの体験はしてみてください。おすすめです。
そして、家づくりでわからないことや不安なことがあれば、遠慮せずにどんどん質問した方がいいです。たぶん、家を建てるのは人生で一度きりの経験になる方が多いと思うので、後悔しないように、「夢のマイホーム」をしっかり形にしていってほしいと思います。
また、自分たちの「やりたいこと」は、どんな小さなことでもいいので書き出して整理してみるのがおすすめです。箇条書きでも何でもOKですし、私たちはエクセルで間取りを作ってしまったくらいです(笑)。やりたいことを詰め込みつつ、優先順位をつけていくことで、自分たちの理想の暮らしが見えてきますし、間取りの整理にもつながると思います。