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2020.8.7 耐震住宅

耐震住宅とは?特徴を知って災害に備えよう

耐震住宅とは

耐震住宅とはどのような住宅であるのかご存知でしょうか。
耐震住宅とは、どのような特徴があるのか、その特徴から得られる利点には何があるのかを知っておくこと、免震や制震とは何か、耐震住宅の違いやそれぞれの特徴を知ることが大切です。

耐震住宅の等級

耐震住宅とは、文字通り地震の揺れに強いといった特徴を持つ住宅の総称です。
では、耐震住宅ではない建物とは揺れに弱いかというとそうではありません。
耐震住宅とは、震度5程度の揺れに対しては構造躯体に損傷を生じない、震度6強から震度7程度の揺れの場合は倒壊しない住宅をこのように呼びます。
特徴の中には、地震の揺れを示す震度が基準になっているわけですが、これは耐震基準によるもので耐震住宅には耐震等級と呼ばれるもので評価されます。
耐震等級とは、住宅の耐震性能をランク付けしたもので、1~3までの3つにわかれているのが特徴です。
等級1は建築基準法レベルの耐震性能を満たす水準、等級2はこれの1.25倍、等級3は1.5倍の強度を持つなどの特徴があります。

耐震住宅の特徴

耐震住宅の組み立て

耐震住宅とは、大地震が発生した際に構造躯体に損傷が生じない、もしくは倒壊しない住宅で、揺れに耐えることで建物を守る性能を持つ家を意味します。
また、地震だけでなく台風が近づいてきたときに発生する突風など、風に対する揺れを軽減する機能も含まれているのも特徴の一つといえます。
耐震住宅は地震の揺れに耐えられることを前提に設計が行われているなどの特徴がありますが、備える方法には、耐震性能以外にも免震や制震などの方法もあります。
なお、耐震住宅には、壁を増やして住宅の強度を高める方法やX字型やV字型の耐震ブレースを使用する工法、鉄骨や壁をカーボンファイバーで補強したり、柱と壁の間にスリットを設けたりして地震の揺れの力を分散する方法などがあるのが特徴です。

耐震住宅のメリット

耐震住宅のメリットとは、地震対策にかかる費用を安く抑えられることや工期を短縮できること、強風や台風などによる揺れを軽減することができることなどがあります。
さらに設置制限がないなどのメリットもありますが、設置制限とは地下室を作ることができるなど住宅設計上での自由度が高いことを意味するものです。
免震構造の場合は構造上地下室を作ることができませんが、耐震住宅であれば柔軟な設計ができるメリットがあるわけです。
なお、免震構造で地震の揺れを抑える場合の費用と耐震住宅での費用では数十万円から数百万円の差が生じるといわれています。
近年全国各地で大きな地震が発生し、大きな被害を受けているケースも多く、家を守ると同時に家に住む人々の安全を守れることは最大のメリットといえましょう。

耐震住宅で災害に備えよう

耐震住宅のチェックポイント

耐震住宅とは、地震の揺れから建物を守る構造を持つ家などの特徴がありますが、どのような工法で家を補強するのかで強度そのものが変わる、それを示すのが耐震性能の等級です。
耐震補強を行うための工法には4つのやり方があり、それぞれの特徴を掴んでおくことが大切です。
耐震補強の方法とは、壁を増やして住宅強度を高めるなどがありますが、壁を増やすことで使い勝手が悪くなることもあり、他の3つと併用して強度を向上させるケースが多いようです。
鉄骨や壁などにカーボンファイバーを使って補強を行う方法、ブレースを使い揺れに対する性能を向上させる方法などがあります。
4つの工法の特徴を把握しておけば、これから家づくりをするときや現在の住まいの性能を高める際に役立ちます。

おわりに

耐震住宅とは地震の揺れに強い住宅、耐震性能を持つ住宅などの特徴があります。
耐震性能とは、震度5程度の揺れの場合は躯体部分が損傷しない、震度6以上の揺れでは倒壊しないなどの性能を意味するものです。
耐震には等級があり、1等級から3等級までの3つに分かれているのが特徴で、等級数が上になるほど地震の揺れから強い住宅を意味する、より安心な家になるわけです。

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